DRSは、音声でのコマンドもボタンもいらない。ネットワークに接続された家電製品が、「必要な消耗品が切れそうになったら自動的に発注をかける」仕組みだ。アメリカでは2016年から対応製品が登場しているが、日本でも2018年12月からスタートした。
DRSには、海外ではブラザーのプリンターが最初に対応した。プリンターのインクが切れそうになると自動で注文する、という仕組みとして導入されたのだ。日本ではプリンターには導入されていないのものの、より家庭向けの製品で導入されている。

国内のDRS対応製品の1つのサンスターのスマホ連動歯ブラシ「GUM PLAY」。ブラッシングなどをスマホからチェックできるのだが、それに加え、ブラシの交換時期を指示し、常にブラシを清潔に保てるようになっている。

サンスターのスマホ連動歯ブラシ「GUM PLAY」では、歯ブラシの交換時期を自動で把握し、自宅に残っている歯ブラシが最後の1本になったら自動注文する。
ペットに自動でおやつを与える「Petcube Bites」では、中に入れたおやつの量が減ると自動注文する。

国内のDRS対応製品の1つのサンスターのスマホ連動歯ブラシ「GUM PLAY」。ブラッシングなどをスマホからチェックできるのだが、それに加え、ブラシの交換時期を指示し、常にブラシを清潔に保てるようになっている。

ペットの見守りカメラと自動おやつ給餌器を兼ねたる「Petcube Bites」も国内対応。内部に入れておいたおやつが減ってくると、自動的に登録しておいたおやつを注文する。

サブスクリプション型での物販はかなり良いビジネスモデル。Amazonがまたまたこういう場でも顧客が逃げない場を準備している。

生活必需品の消耗品をAmazonで買い続けるために、「メーカーがAmazonで出品し続ける」仕組みを生み出している。

Amazonに出品するセラーが減ることを防ぐという観点で見ると、現在のZOZOの問題など多角的に見てもともて面白い発想で勉強になる。