中国での顔認証の技術

指紋やパスワードロック、一般的な鍵で開閉する「鍵」は中国ではすでに多く普及しています。

今回はそれに加えて、「顔認証」機能がついた鍵をご紹介致します。

 

顔認証とは顔の骨格や目の色など含め唯一無二の情報を取り入れて認証させる技術です。

香港や中国の一部のイミグレでは「顔認証」と「指紋」を使って自動化が進み、スムーズにイミグレを通ることが出来るように機械設置もされています。

 

外国人に対しても、指紋情報の取得と顔情報の取得をしてデータベース化が進んでいるのです。

 

旧正月や国慶節などの大型連休では空港や高速鉄道での移動をする人が数億人いますが、それに混ざって指名手配を受けている犯人も移動をすることがあります。

 

ハイクビジョンの顔認証技術は97万3661人の顔画像のデータベースから5人の容疑者を抽出し、逮捕に貢献したとされたことは有名な話です。

(参考記事:https://www.nikkei.com/article/DGXMZO27291460T20C18A2000000/

仰天 中国の顔認証システム「天網」は数秒間で20億人を識別!|1日に39人の手配犯を逮捕する方法とは

 

この急速に進む顔認証技術が一般化され、自宅の鍵にも取り入れられたのです。

 

 

中国でもセキュリティーに対しての意識は非常に高く、一定のレベル以上のマンション敷地へ入る際にはガードマンがいます。

 

  1. 外から敷地内に入る際にカードキーが必要(ガードマンがいる)
  2. 自宅の建物の一階エレベーター乗り場に入るためにカードキーが必要(一階にはレセプションがある)
  3. エレベーターを乗って自宅のあるフロアーへ行くにもカードキーがないとエレベーターのボタンが反応しない
  4. 自宅の鍵がないと自宅に入れない(二重扉)

 

と複数カードキーなどが必要となるのが一般的です。

 

これに加えて顔認証がついたロックが加わると、更にセキュリティーレベルが強化されることは言うまでもありません。

 

 

顔認証以外にも指紋、鍵、パスワード機能が搭載される

 

子供など背が低いと顔認証するカメラに背が足りないことがありますが、その際は手をかざして認証することも可能です。

双子が並んでも同一人物と認証させることはなく、アプリと連動させて事前にワンタイムパスワードを友人や親戚に渡すことも可能です。

 

さらには、パスワードを入力して侵入しようとする泥棒がいた場合は、3回パスワードを失敗すると撮影が勝手にされてアプリを通して持ち主のスマホに画像が届く仕組みとなります。

 

もちろん、持ち主の顔写真をかざしたり、3Dコピーで作られた像でも認証はNGとなるほど正確なものとなっています。

中国のAI、IOTなどの技術はますます進化しますね!

 

 

 

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